「肺NTM症」とは、「結核菌」や「らい菌」以外の菌の総称である「NTM菌」(約200種類)が肺に感染して起こる、呼吸器感染症です。
原因不明のせきが3週間以上続く場合、「肺NTM症」の可能性もあるため、医療機関を受診した方が良いといいます。
感染すると、初期は症状が出ないことも多いですが、長引くせきや疲れやすいなどの症状が繰り返し起こるようになり、病気が進んでくると「せき」や「たん」の症状が強くなっていきます。
血たんや、喀血(かっけつ)と呼ばれる、肺などの呼吸器系の器官からの出血でせきなどによって血液を吐き出す症状が出たり、体重減少などが見られることも…。
このようなことを聞くと非常に怖いですよね。
身近に咳が続いてる方いらっしゃいませんでしょうか?
友達、家族、同僚などあらゆる環境で感染の可能性があるので気をつけましょう!
最後にコロナとインフルエンザとの見分け方についてです。
インフルエンザやコロナは、症状が短期間にひき起こる。いわゆる医学的な用語で言うならば、「急性」の感染症なんですけども、この肺NTM症は症状が一度出ると長期に及ぶ、罹病期間が長いというところで、「慢性」の感染症になります。
一般的にこの菌自体は増殖するスピードがとても遅いんです。そのため医療機関などで、たんの検査を出して、そこで検査を出しても、診断にたどり着くまで月単位、通常1カ月以上かかることが多いとのことです。
なので症状の変化をしっかり観察することも重要です。
少しでも不安がある場合は医療機関を受診されることをオススメします!
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