片頭痛について

片頭痛は、頭の片側または両側のこめかみ付近がズキンズキンと脈打つような痛みが繰り返し起こります。
吐き気を伴うこともあり、月に1~2回や、週に1~2回の頻度で起こり、いったん痛み出すと寝込んでしまう、仕事が手につかないなど、多くの方が日常生活に支障をきたします。

片頭痛は、痛みの起こる直前に「前兆」を伴うかどうかで「前兆のある片頭痛」と「前兆のない片頭痛」に分類されます。
「前兆のない片頭痛」のほうが多く、同じ人でも前兆がいつもあらわれるわけではありません。

前兆の代表的なものは「閃輝暗点(せんきあんてん)」とよばれる症状で、
・目の前で光がチカチカ、キラキラする
・視野の一部に歯車のようなギザギザしたものがあらわれる
・視野の一部が欠ける
などがあります。

通常5~60分程度続き、その後60分以内に頭痛発作が起こります。

閃輝暗点以外の前兆としては、
・手足がしびれる
・しゃべりにくくなる
・めまいがするといった
症状などもみられます。

もともと片頭痛のある人が月の半分以上に頭痛が増え、それが3ヶ月以上続く場合、緊張型頭痛など他の頭痛が混在した「慢性片頭痛」になることがあります。これまで月に数回だった片頭痛の激しい頭痛の間に、すっきりしない頭が重いような頭痛・締め付けられるような頭痛が起こり、毎日何かしらの頭痛が起こっている状態になることがあります。この頭痛を「慢性連日性頭痛」と呼ばれることもあります。
ただし、頭痛のたびに頭痛薬を服用している場合、そして頭痛薬を飲んでいるのに効かない場合は、
「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」
の可能性も考えられます。自己判断で対処せずに、受診して医師に相談しましょう。

片頭痛は、赤ワインやチーズなどの食品で痛みがひどくなる場合もあるため、自分に合っていないものを理解しておくのも症状を抑えるためにできる行動の一つです。

また、ストレスが頭痛の原因にもなるので、リラックスする工夫も生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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